四連スロットル取付日記

※EF9シビックにタイプRのヘッドを乗せて
 四連スロットルを取り付ける、というコーナーです。

『あの頃の夢を求めて』

VTECが1989年にシビックに搭載されて早くも10数年が過ぎ、
エンジンの不調、多走行事故など多くのVTEC車が廃車になったと思います。
そこで、このEF9をベースに最新のパーツと技術を駆使して、
ボディペイント、エンジン、足回りをリフレッシュしようと思います。

ベースエンジンはB16A腰下、EK9のピストン、EK9の
ヘッド、カム、純正ECU改、四スロ取付け、ストレートマフラー、
リヤーの足回りのピロ化、というチューニングメニューで、いかにパワーを出して
調子良くワインディングを走れるか、挑戦したいと思います。

2004年から3年目に入ります。
ぜひご覧ください。

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〜2004年→2005年の挑戦〜


2004年からの挑戦
EF9タイプR 4スロ取付日記


2004年4月
4月以来車検し約1ヶ月間500km慣らし走行。
早速4スロ取付、ノーマルインマニ取り外し、4スロ用インマニ取付。
以来7ヶ月あまりすぎた。

8月 サージタンク製作、大きすぎ、またサイズダウン。
10月 燃料パイプ取付、フィッティングが無い?注文。

2005年1月


※画像をクリックすると拡大画像を表示します。
3日 燃料パイプフィッティング全て取付。
明日一番でクランキング、すこし不安が残る。
4日 朝10時燃圧OK キーON 「シュルシュルブルーンブルーン」
とりあえずエンジンスタートOK、アイドリング無。
5日 朝からアイドル調整、600rpmうまくいかない。
夕方6時とりあえずスロットルワイヤーをひっぱり1200rpmで固定、試運転開始。
最初1kmぐらい2000〜3000回転で慣らし。
「さあいくぞ!」
VTEC4800rpmカーンとはじまり、7000rpmいままでで聴いたことのない音。
1〜2回、まわして終了。(圧縮比12.5:1+4スロ)
6日 燃圧、インマニの負圧が安定しない
500ccぐらいのタンクで圧を安定させる。
スロットル同調、アイドル調整アイドリング1000回転
ハーフスロットルOK、全開OK、フルスロットルのみいきつぎした。
9日
燃圧・アイドリング調整からはじめる。

11時半
店を出たとたんいきなりエンジンストップ、
信号待ちで止まった、かなり不安になってきた。
国道318号線を徳島から香川へ向かってテスト走行
宮川内ダム横で2速8500rpm、スピード約100km/h
トンネルの手前でプラグの焼け具合をチェック
少し濃いキツネ色「NGK R7112-9番のレース用プラグ」を使用、
燃圧を3.5Kから3Kに下げる。

「鵜の田尾トンネル内で、3速から2速にシフトダウン、
フルスロットル4500rpmを超えたあたりから恐ろしい加速に入るが、
そのまま減速させた。
トンネルを抜け兼弘温泉横で車を回しUターン
いよいよ全開走行2速でアクセルを床まで踏み込む。
上り坂でも車速が一気に上がり8500rpmまで回す。
少しキツイ左カーブでテールがすべるが恐怖心はない。
エンジンが激しく回り続ける。
コーナーを3つ抜けストレートに入り3速にシフトUPさせる。
エンジンから心地よいサウンドを響かせる。
一瞬スピードメーターを見ると、160km出ていた。」

テストドライバー 七條信二談


2005年の挑戦


ノーマルECUベースでエンジンを
下から上まで回すように燃調、燃圧、サージタンク内の圧の調整

ストレートマフラーの製作、できればチタン60Φワンオフ

足回りの取替、5年ぐらい前に、テインレース用車高調OH済と
無限の20K前後のバネ取付

Rのラテラルロッドの「ピロ化」

その他、色々と考えています。
また出来ましたら、報告いたします。

近県の方で興味のある方は、気軽に遊びに来てください。
お待ちしております。

スタッフ一同より



☆ 2005年〜2006年のチャレンジ!! ☆

2005年6月12日 ECU書き換え
 ベースロムを基準に、
 アイドリング-50% 
 アイドリング→Vポイントまでの低負荷を全体に-40%
 アイドリング→Vポイントまでの高負荷を全体に-20%
 7,000rpmから高負荷を全体に+10%
 VTECポイント4,800rpm
 回転リミッターカット
 スピードリミッターカット


2005年6月26日 試し乗り
 ECUをセット
 バッテリーのターミナルを接続
 キーをONにする
 「ウィーン」電磁ポンプの音がする
 燃圧を3sに設定
 クランキング一発「ブルーン?」少しバラつきあり
 とりあえず2,000rpmで暖気 少し暖まると安定してくる

 10時、さて、少し走るとするか
 峠の上まで上がってプラグ点検 少し濃いようだ 燃圧を2.8sに設定
 トンネル内を2速、3速、4速とシフトアップ
 高速回転の伸びが少し悪いようだ
 プラグの色を点検 少し色が濃いようだ
  
 昨年の6月にロムチューンをしてから、セッティングを幾度となく繰り返したが今ひとつ
 どうも燃調が合っていないようだ
 ロムを書き換え、その後に
 ・バッテリー移動、取替(ODYSSEY)
 ・導風パイプ取付
 ・タコ足ステン(EC6用ワンオン)
 ・マフラー F54φR60φ チタンワンオン 
  サイレンサーチタンサシコミタイプ 
 と作り上げてきた

 高回転側のマフラーの排気効率と燃調に問題があると考えた
 そこで、A/F計を購入し、より完璧なセッティングを試みようと考えた


2006年1月1日 A/F計取付 <潟lココーポレーション A/F700>
 マフラーを外し、12月末に注文してあったチタンのセンサーアダプターをマフラーにティグ溶接し、
 センサーを取付け、配線を電源と接合


2006年1月2日 試し乗り
 VTECに入るとA/F計の数字が10を切り、エラーに
 そのままアクセルペダルを踏み込んでいると10、10.5、11と、その辺をウロウロ
 やはり高回転では濃いようだ


2006年1月3日
 そこで考えたのが、高回転側の排気効率を上げてやること
 カムのオーバーラップを多くとって、試してみる
 IN側 6度
 EX側 5度
 トダレーシングの調整式カムスプロケットに交換
 
 夕方、試し乗り
 燃圧 2.5s レース用プラグ交換
2速9,000rpm 3速9,000rpm 4速 7,000rpm 
 A/F計の数字が13,14 少し薄いようだ
 とりあえず2.7sでもう一度トライ
 A/F計の数字が11,12,12.5 OKだ

※トダ製の調整式のカムスプロケットは、スプロケに目盛りがありクランク角で一度ずつ調整できます
  そこでカム側でIN側 6目盛り、EX側 5目盛りスライドさせて調整
  ノーマルのバルブタイミングよりIN・EX側共に11度オーバーラップが多くなります

 残るはシャーシダイナモでパワーチェックのみだ

2006年追加
 ※画像をクリックすると拡大画像を表示します。

@エンジン全体図

A四スロ、レギュレーター

B吸入ダクト、バッテリー
 

Cタコ足
DA/F計、センサー、ドレンコックロック
Eマフラー全体
 
Fスライド式ツリゴム
GA/F計、アイドリング時、1:16.8
・パワーチェックの画像掲載予定
・グラフの画像掲載予定

5月の末、ダイナパックでパワーチェックして来ました。
結果は173PSとなりました。
BOSHのシャーシダイナモに換算すると、200PSオーバーとなりますが、
パワーロスが多いのと7,000Rpm 時の燃調が少し薄いのが気になります。

今後の予定は、サイド四スロを取付けたままで車検をパスし
・クランクプリー、ダイナモプリーなどのアルミの削り出し
・新品のドライブシャフト
・クランクケース内の圧を取り出し、フリクションロスの低減
など、色々と考えています。

また仕上がったら、パワーチェックと共に掲載致します。
シビックインテのB16、B18Cのオーナーの方は参考にして下さい。


盆休み初日 2006/8/12(土)

仕事が忙しく、まだ手付かずのEFの事で悩む、

とりあえず、タコ足〜チタンマフラーを純正に交換し、車高も少し上げて車検の準備をする。

前回排ガス数値も基準内なので、エンジン関係はそのままパスできる予定。

連休終わり 2006/8/17(木)
盆休み中は4スロ号進める予定が法事などで忙しく手が付かず・・・

リフトにも降ろせない車が乗っているのでもう少し時間がかかりそうです。



1月4日 2007/1/12(金)
ちょっと作業を進めました。
車検するに、マフラーの音量がオーバーしているので、
会社で持っていた、アクロス手曲げ50φに交換、触媒取り付け、
タコ足はそのままですが、出口差込タイプなので、加工し差込み、
触媒の入り口も、フランジを溶接し、取り付けOKです。

やっと車検完了です。 2007/1/13(土)
1月11日に某民間車検場に入庫。
12日に夕方に仕上がって来た。
一応、CO.HCはぎりぎりOKで、 F、トーは0 です。
「COは外気温が低いのにローテンプサーモを入れているので、
水温が上がりにくいので ギリギリだったと思います。」


証明取り付け 2007/1/19(金)

会社の工事です。 夜間中古車をライトアップする照明を取り付け。
土台はステン板を加工、溶接し、当社ワンオフです(笑)

1月21日 2007/1/22(月)
車検から上がってきて4〜5日軽く様子見。
近所の交差点で緩い左折で2速全開!! いきなりリアが流れる!!!
即カウンターで立て直し、びっくりした・・・ 原因は車検用に交換した無限の21Kのリアバネ。
この日は前からEFに付いていたRG(レーシングギア)の車高調 を取り付け前に点検整備。

2月7日 2007/2/7(水)
車高調をRG製に交換して、様子見ながら乗っていると、気になる事が出てきた。
アクセルを一気に入れた時に息継ぎがある、
ほんの少し・・・ 最近あまり回してなかったからきずかなかった・・・
とりあえず次の連休に点検予定です。

2月11日 2007/2/14(水)
朝から、リフトで上げ、各部点検。
吸気温度、バキューム、スロットルポジションセンサー、サージタンクのクラック、
インマニ点検、 サージタンクのデリバリーパイプの出口から空気を吸い込んでいるのを発見。
すぐにアルミテープと、エポキシ系樹脂で穴を塞いだ。

2月12日 2007/2/15(木)
朝から試し乗り。
アクセルオンで、(ブオーンババババ・・・) やっぱりスロットルバルブを早く開けると息継ぎがおこる、
前と同じ・・ アクセルオンと同時にバキューム計の針が0まで行かない。
色々試してみて、最後に落ち着いたのが、
インマニ1本スロットルボディ1本との2本の吸い込み口にホースを繋げ、
直接バキュームセンサーに配管した。
アクセルと、バキューム計が、連動して動く様になった。 空ぶかしではOKだ。

2月16日 2007/2/17(土)
Tカートランドに調子を見に行きました。
ショートサーキットでロー、セカンドのみの、テクニカルコースです。
ロー全開、セカンドで、8000rpm位までで、空燃比は11〜14位におさまり、
今までの息継ぎは治まりました。

2月17日 2007/2/17(土)
4スロを付けて、思った事は、エンジンの負荷と車速と回転と車速が合うと、
調子良く回りますが、ハーフアクセルから全開にするとか、
急激な負圧の変化にECUが付いて行きにくい様です。
この次はもっと大きなサーキットに行って走ってみたいと思います。

動画テスト 2007/2/28(水)


3月某日 2007/3/26(月)
皆さんにエキゾーズトサウンドを聞いてもらいたくて、
当店でチューニングしたビートのお客様とミニサーキットに行ってまいりました、メカも同行です。
今回は音だけなので、タイヤにはあまり気を使わず、
前後共に使い古しのタイヤで行きメカに何週か走ってもらいタイヤの古皮を剥いてもらいました。
続く・・・

3月某日続き。 2007/3/29(木)
走り始めて、1〜2周目と走っているうちに、 Fのタイヤがそこそこグリップし始めたので、
3周目あたりから気合入れてコーナー侵入、 リアが流れていい感じ。
最終コーナー手前、アウトインアウトで縁石を踏んでブレーキング、
リアが流れ過ぎた、スピン! ラスト数週重ねる毎に調子良くとりあえず終了。
ドライバーは私、MEGUSPEEDの代表でした。
何年か前はTIサーキットのN11600にEG6で走っていました。
スピンして顔丸出しのはすが、見事に編集されています(笑)

4スロ日記終幕 サーキット走行動画有り。 2007/4/3(火)
皆さんサーキットではリアが流れる位攻めてください。
4スロ搭載EF9号のエンジンサウンドはいかがでしたか?
先日のミニサーキットはセカンドで吹ききる場所だったので、
また機会があったらもう少し大きなサーキットにチャレンジしてみたいと思います。
それではまた。



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